夜遊び無限(十一話)
私の名はアクセスバスター。返還前から、香港の女性は男性に対する態度が強い!と評判である。近頃香港の男は、結婚相手に中国人女性を選ぶ事が多くなってきた。さて、今日の夜遊び無限は、この間の色白ぽっちゃりT君の様に、昼間から遊びまくっている香港の男性を紹介しよう。
東莞へ良く出かけるのであるが、香港から行く場合にはいろいろなルートがある。まず、電車で羅湖という駅に行く。ここは、ちょうど香港と中国の中間地点になる。返還後、香港は、中国になったのであるが、今後50年間は今のまま、香港と中国との間には国境がある。難しい話しはこっちにおいておいて、この他にも、中国へ入るルートは、いっぱいある。例えば、バスで香港から中国へ行く方法である。
バスターも、何年も前の話しであるが、東莞山荘というホテルへ香港から向かった。なかなか快適なバスの旅である。仕事を終えて、香港へ帰るにもこのバスを利用しようという事になり、東莞山荘のバス停留所で切符などを購入して、バスを待った。ん!もうバスが来ているではないか。
バスに近づくと、なんと、バスのすべての窓にカーテンが引いてあり、エンジンがぶるぶる低い音を立てて、アイドリングを続けている。時々、バスも身震いするような感じでゆれている。そうこうする内にバスの出発の時間となった。「プシュー」とエアーの抜ける音がして、ドアが開き、一人の女性が降りてきた。こころもちか、足元がふらついている。なかなか、スレンダーな上海美人である。我々は真っ先にバスに乗り込んだ。「二階建てバス」の二階に席を取った。
この二階建てバスの二階の席、特にうしろのあたりはなんか懐かしい匂いがするのである。一体この匂いは何なんだ!と思っていてもなかなか思い出せない。
あっ!そうか。なーんだ、さっきの女と、この運チャンは、バスの中で、それも、おそらく二階で、一発やったんだ!そうわかると、この「懐かしい匂い」もなんとなく「あの匂い」であることが想像できるのである。
妙にすっきりした顔で、バスの運転手は、二階建てバスで、ビシバシ追い越しをかけたり、追い抜いたり、横を走るスクーターを、「かぶしたり」、さながら、「豊島園のジェットコースター」の様に走らせ、乗るもの全員を恐怖のそこに叩き込むような運転で、香港に向かったのである。うーん、さすが香港人、仕事の合間に、ちゃんと遊ぶ余裕をもっている。日本人も見習うべし!
戻る 第十二話へ