夜遊び無限(十二話)

私の名はアクセスバスター。近頃は、非常に急がしい、返還しても、ぜんぜんなんにもかわらん香港に日本の取材陣、しかも、ほとんどTV関係者が一斉にブーイング。「何も変わらないの!えー、どうしてくれんだよ〜、本当に絵にならないなぁ、もぉ!」。しかし、変わらないものはしょうがないのである。

さて、海外駐在をしていて、担当の人間が変わっても業務が変わらないのが、日本の一般的な会社の良いところである。いつまでも変わらないサービスをモットーとしているのが日系である。

華々しく、「夜遊び無限」の第一話として登場した、O氏であるが、彼は、現在も(1997年7月30日)ベトナムR社のベトナム支店勤務している。ベトナムに渡った当初は、毎晩の様に香港に電話をかけてきたのである。もちろん、ベトナムの女性がいかに、フランス人形の様に愛らしいか、JALの世界の美女カレンダー1996年度版のベトナムのアオサイをまとったあの愛らしいベトナムの女の子が町中にうろうろ、入れ食い状態だぜぃとのたまわって、我が社の、バージンブレーカーの色白ぽっちゃりT氏を興奮させたりしていたのである。もちろんそんなのは嘘に決まっているのだが、近頃、ポルノ映画を見た位では硬くならない「ちんぽ」が不覚にも元気になってしまうのは、O氏の話術のお陰である。

そのO氏がひょっこり、香港に遊びに来た。「ベトナムも良いが香港のこの都会の匂いがたまらん」と毎日夜遊びをたしなんでいる訳で、これでは、「貯金」も、「精液」もたまらんだろうなぁ、と我が夜の帝王T氏をもって言わせるO氏の遊びは本格的なのである。

 

遊びつかれた、O氏は、ベトナム支社へ初出勤した日の思い出を語ってくれた。その日は、38度もあって、暑くってたまらない、こんな日にかぎってエアコンが不調だったりするのだ。昨夜は、前任者との最終打ち合わせを滞りなくすませたのだが、前任者は、「うーん、なんか引き継ぎ事項をあと一つあったような気がするんだがなぁ〜、まぁいっか!」と元気に日本へ帰っていったのである。

早く、5時にならないかなぁと思っていると、空が急に暗くなって、雨がふりだしたそうな。その時、20歳そこそこの「かわゆい女性」が訪問してきたのである。O氏は、さっそくお茶なんかだして、「訪問の理由」をたずねたのであるが、何とこの子が「前任者の彼女」であったのだ!

前任者は、既に日本に帰国してしまっている事を伝えると、彼女の目から大粒の涙が一筋頬を伝わったかどうかは知らない。とにかく、O氏は、自分もベトナムは、初めてなので、レストランなどのスポットを教えて欲しいと彼女に頼み、街へ繰り出したのは言うまでもない。色々と食べて飲んで踊って、時計を見ると既に深夜、ところが彼女はぜんぜん家に帰る様子も無い。

でなんと、会ったその日に、(失礼、翌日ですね正確には)O氏のアパートにころがり込み、そのまま、するべき事をしてしまったのである。これが、おそらく、前任者の「忘れていた引継ぎ事項」であったのではないかと推測される。さすが日系の鏡!すばらしいフォローアップ!である。

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